土佐の深い森、フィトンチッドの香りがからだ全体を包み込む

 

都会での生活を離れ、深い森の中に入ったことがありますか?ストレスをやわらげ心身ともにリフレッシュしてくれる「森の香り」と体の隅々にまで感じる爽快感こそが森林浴の素晴らしさですが、この森林浴効果、じつは科学的に実証されているのです。

■「フィトンチッド」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。森林の樹木が自分でつくりだして発散する揮発性の有機化合物「フィトンチッド」がじつは「森の香り」の素であり、リフレッシュ(自立神経安定)効果、肝機能改善効果、快眠促進効果、さらには強い抗菌、消臭、防虫効果などがあります。森林浴とはこのフィトンチッドを浴びることをいうのです。ですからアロマテラピー(芳香療法)の分野でもフィトンチッドは大いに注目されています。

とくにヒノキ属にはヒノキチオールというフィトンチッドが多く含まれ、桧のお風呂に入ると森林浴と同様の効果を、ご家庭で楽しむことができるわけです。土佐桧風呂『四万十』にたっぷりとお湯を満たし、その中に体を沈めて静かに目を閉じてみてください。そこは居ながらにして土佐の深い森、フィトンチッドの香りがからだ全体を包み込み、贅沢な時間がゆっくりと流れていきます。