ノロウイルス対策・レジオネラ菌等の殺菌、プールやスパ・温泉・浴場等
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完全オゾン処理型循環ろ過機『セラゾン・セラゾンミニ』「セラゾン」の特長 Q&A |
<Q.1> 完全オゾン処理とはどういう意味ですか? |
浴槽やプールなどに使用する循環ろ過機には塩素殺菌方式、分岐(オゾン)方式、完全オゾン処理方式の3種類があります。 塩素殺菌方式は塩素系薬剤のみによる殺菌方式で、分岐(オゾン)方式も全水量の1/10程度をオゾン処理するものの主は塩素殺菌です。 一方、完全オゾン処理方式は、夜間などの運転停止時以外は塩素系薬剤を一切使用せず、塩素の6〜7倍の殺菌力、脱臭、脱色作用のあるオゾンのみによって水の全量を一括殺菌処理するシステムです。 |
<Q.2> オゾンは危険な気体ではないのですか? |
塩素の数十倍ともいわれる強い酸化力をもつオゾン(O3)は、直接触れたり吸い込むと危険ですが、「セラゾン」にはオゾンを熱処理によって無害な酸素(O2)に変えて排出する独自の排オゾン装置が設置されており、まったく危険性はありません。 また水に溶けにくいオゾンは塩素系薬剤など水溶性の化学薬品と比べ残留性がきわめて低く安全性が高いことから、水処理分野のみならずハイテク機器の製造工程、衛生管理、食品、医療など多くの分野で使用量が急速に増えています。 |
<Q.3> 水中にオゾンは残留していないのですか? |
オゾンは水に溶けにくく分解しやすい気体のため、残留性が著しく低い物質です。この特性は安全面ではきわめて有利ですが、反面、殺菌効果を持続させることが難しいという弱点にもなります。 「セラゾン」の場合、この弱点を、オゾンを超微細の気泡状にして反応塔内で水に接触・反応させることで克服しました。 この際の反応塔内のオゾン水濃度は0.3〜0.4ppmという低濃度で、処理後に浴槽やプール内に戻された水に残留するオゾンはこれよりさらに微量となります。もちろん人体に影響のないレベルになっていますが、これすら数秒〜数十秒後には分解され酸素に戻ってしまいます。 しかし、そのほんのわずかな時間残留した水中の微量オゾンが浴槽やプールのカビ発生、ぬめり、汚れを抑えてくれ、清掃しなくてもいつも清潔で衛生的な環境を保つことができるというメリットを生み出しているのです。 なお、「セラゾン」による殺菌効果や残留オゾンについての詳細データ分析を現在、高知工業高等専門学校の物質工学科と共同で進めており、結果を日本オゾン学会で発表する予定です。 |
<Q.4> 水を循環させて衛生的に問題はないのですか? |
これまで主流の塩素殺菌方式と分岐(オゾン)方式では、水をろ過し、塩素系薬剤で殺菌して循環させていますが、有機物をほとんど分解できないため人体から出る垢や脂などの多くがそのままプールや浴槽内、配管内をグルグル廻っており、衛生上好ましくありません。 おまけに発がん性のトリハロメタンなど有害塩素化合物を発生させることも分かっています。 しかし完全オゾン処理システム「セラゾン」は殺菌だけでなく有機物をすべて分解して無機物化できるため、循環水はきわめて衛生的で清浄な水となっており、3ヶ月間入れ替えなしの浴槽水検査(平成13年)で(社)高知県食品衛生協会から「飲用適の水質基準に適合」との結果をいただいています。 |
<Q.5> 水の入れ替えはどの程度行えばいいのですか? |
「セラゾン」は、大型浴槽水やプール水をオゾンの力で殺菌、フロッグ(人体油脂分)などの有機物を完全処理し、飲用水レベルの清浄な水にして循環させています。そのため一般的には、浴槽の場合で換水は3ヶ月〜6ヶ月に一回程度、大容量のプールの場合は原則的には換水の必要はありません。 レジオネラ菌などの病原菌発生・増殖の危険性があるため頻繁な換水が必要となる塩素殺菌方式や分岐(オゾン)方式と比べ、省水効果、省エネ効果の差は歴然。環境への負荷も小さくきわめて経済的なシステムです。 |
<Q.6> 排水が河川などを汚染する危険性はないのですか? |
最近はとくに、老人福祉施設、一般浴場、温泉、プール等から河川に流れ出る大量の排水が環境を汚染する危険性が指摘されるようになりました。 塩素殺菌処理後の排水中に混入した大量の残留塩素が浄化槽内の微生物や河川の浄化を促すバクテリアを死滅させ、また危険な塩素化合物となって動植物に甚大な影響を及ぼしているのが現状です。 しかし塩素系薬剤を使わず残留性のきわめて低いオゾンで殺菌処理する「セラゾン」の場合、排水量そのものが非常に少なく、排水の水質もBODで飲用水レベルに達しているため周辺の河川や湖沼を汚染する心配は一切ありません。 |
<Q.7> 温泉水に使用することができますか? |
いま空前の温泉ブームですが、全国的に温泉水枯渇が深刻化しており、塩素殺菌した温泉水を循環させて使っている施設が多くなっています。 ところが塩素系薬剤は温泉成分を変化させてしまい、おまけに強い塩素臭、眼・喉の痛み、肌荒れを引き起し、恐ろしい発がん性のトリハロメタンを発生させます。癒しや快適さを求めて入る温泉がこれでは話にもなりません。 一方「セラゾン」の場合、浴槽に温泉水を引いて使っている施設で4ヶ月間循環させた浴槽水を分析したところ、温泉成分がほとんど変化していないことが実証(H16.9鳥取県の老人福祉施設「暖の里」)されています。 もちろん刺激臭や肌荒れなどは一切なく、日本で唯一、温泉成分を変えずに快適な温泉入浴を約束できる循環ろ過システムといえます。 |
<Q.8> レジオネラ症やプール熱など感染症の心配は? |
殺菌のみを目的とした塩素殺菌方式や分岐(オゾン)方式は、プール熱の原因となるアデノウイルスや入浴施設で発生するレジオネラ菌といった病原菌のエサになるフロッグ(人体油脂分)などの有機物をほとんど分解できず、菌の巣になるバイオフィルム(生物膜)を発生させるため感染事故が絶えません。 一方、完全オゾン処理方式の「セラゾン」の場合は強い殺菌力に加え、有機物を完全処理できバイオフィルムを発生させないためレジオネラ症、O-157、プール熱などの発生の余地はまったくありません。 |
<Q.9> 災害時に飲用水になるのですか? |
「セラゾン」により循環ろ過された循環水はきわめて衛生的で飲用レベルに達しており、飲用フィルター(オプション)を設置することで、緊急・災害時などの飲み水として使用できます。 10tの大型浴場で400人×3日間、100tのプールで4000人×3日間(1人1日8Lとする)の飲用水として使用でき、快適なプールや浴場の利用だけでなく、地域の皆さまに安心と安全をお約束することができます。 |
<Q.10> コストパフォーマンスはどうですか? |
機械本体や配管材としてオゾンに強いステンレス鋼を使っているため「セラゾン」の価格は塩素殺菌方式、オゾン(分岐)方式と比べ高いですが、導入後のランニングコストが圧倒的に安いためコストパフォーマンスにもっとも優れたシステムといえます。 頻繁に水を入れ替える必要がある塩素殺菌方式や分岐(オゾン)方式と比べ、換水頻度が少なくて済むため上下水道代、燃料代、塩素薬剤費、保守・管理費、清掃人件費などが大幅に減るからです。 また他方式の場合、レジオネラ菌などへの感染リスクがあり、感染事故の際に発生するコストは莫大なものになりますが、安全性の高い「セラゾン」の場合はその将来コストが発生しないという見えざるメリットもあります。 |
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